ビジネス論の答えを完全に決めつけた言葉が目立つ
最近ビジネス関連に敏感に反応するはる蔵でございます。同感させられる部分も多くありますし、学ぶことも多くありますが…なんかこれはこうだとか金持ちの思考はこうだとか完全に決めつけた言葉が目立つんですよね。そしてその決めつけた思考がない奴はゴミ…みたいな人を見下す発言も多くみられますね。
言っていることは成功する人の多くが共通する部分なんでしょうが、変に断言ばかりしている人も多くいらっしゃいます。今回はその一例とはる蔵の個人的見解?反論?を述べたいと思います。
※最初に言っておきますが、自論や成功への考えをもって断言している人全てが悪いとは思っておりません。その自論で現に成功している人だっているでしょうし、そんな方はそのスタイルが絶対だって思うことでしょう。今回対象となる人は、成功者を装っていたり、本に影響されすぎていたりする人です。
さて本題へ。mixiのマイミクさんが以下の発言をしておりました。
■マイミク○○さんのつぶやき
「金持ちと話しがあう」ってなら、考え方が金持ちと同じになってるということ。
「貧乏人と話しがあう」なら、考え方が貧乏になってる。
考え方のとおりに行動していけば、同じ結果がやってくるかもしれないよ。
■はる蔵のコメント
単純に金持ちと考え方が一緒ではビジネス面では弱いと思うな。
独自性がある方がよっぽど…または貧乏人と共感できるものがあってビジネスが成り立つケースもある、俺はそう思います。
■ビジネス論の答えは一つではない
この人はツイッターとmixiを連動させて毎日繰り返し同じビジネス論を大量に発言しているのですが…他の発言も「これはこうだ、これはこうでなければいけない」といった文ばかり。今回の例文は最後に“かも”がついておりますが大半が断言されたビジネス論。
成功している人か分かりませんが、多分…。
本を読んだ影響でこれはこうだとか、成功した人の発言や名言をそのまま全て受け入れてしまっているように感じます。
※もちろん成功している人の言葉は重要なヒントが隠されていることを私も十分に理解してますよ。
例えば私の尊敬するスティーブジョブズの名言にこんな言葉があります。
「5つのものがあったら1つのことだけに集中しろ。大事なのは集中することだ。必要のないことは全部やめてしまえ。」
ただこの言葉通り全てを信じ、成功したいとします。
しかし、これは一つのスティーブジョブズの一個人の考え、環境、成功経験から出た言葉であり、必ずしもそういうもんだとは100%言い切れません。
他のビジネスマンで、二つのビジネスをリスクヘッジの面も考慮しながら掛け持ちして、どちらかが芽が出たってケースもあるでしょう。
想像するにその人はこういう言葉を残すでしょう。
「リスクヘッジを考えた複数のビジネス展開をしていき芽が出るまで育てよう」
同じ成功した人でも考え方やスタイルが違うものですよね。このように答えは一つではございません。
成功者のスタイルを吸収することは良いことですので、真似して盗めるところは盗んでしまいましょう。ただ全てではなく、自分のスタイルや考えをもってビジネスをすることも大切だと思います。
■貧乏人を見下すその発言に反論
貧乏人と話が合って気持ちが分かると、そこから活かした発想が思い浮かぶ何てこともあるかと思います。
例えば貧乏主婦の苦労が分かっているからこそ生まれたヒット商品の便利グッツだってあります。
(例)寒いオフィスでの過ごし方の会話
(1)金持ちビジネスマン同士の集まり
多少お金を使ってでも暖かい環境にしてビジネスに力が入るようにしてその分稼いで儲かる。
(2)乏人ビジネスマン同士の集まり
光熱費もバカにならないから何とかお金をかけずに作業したいと貧乏なビジネスマンが集まり、新アイディア商品が生まれて儲かる。
この場合どっちも儲かる設定にしましたが、こういうことです。
以上、一個人的な意見と反論でございました。
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2012年5月16日 | コメントは受け付けていません。|
カテゴリー:仕事・ビジネス