映画「ハンガー・ゲーム」理解に苦しむ評価の高さ

はる蔵の映画レビューは今まで基本的に良い映画ばかりをご紹介してきている。
しかしたまには逆の視点であるダメだしレビューも書きたいと思ったので、今回は残念だった映画をご紹介したいと思います。

残念な映画のタイトル名はハンガー・ゲーム(原題:The Hunger Games)です。
The Hunger Games
ハンガー・ゲーム – Amazon

※この先(以下)ネタバレ含みますのでご注意ください。

内容

少年少女の殺し合いをテーマにしたサバイバル映画。その殺し合いを一部の大人達が楽しんで観衆するという内容になっております。
このイベント(殺人)を行うきっかけの設定があまりにも無理やりすぎて…最初から意味不明な感じです。

邦画(日本の映画)で言えばバトル・ロワイアルに似たような設定ですが、ハンガー・ゲームでは殺し合いの緊張感が伝わってこなかった。
と言うか似たような映画であるバトル・ロワイアルを先に観ていたからパッとしなかったからかもしれません。

映画の評価

北米では2012年3月23日に公開され、当時としては史上3番目に高額な公開週末の興行収入1525万ドルを売り上げた。

『アバター』に並び全米4週No.1! 世界71ヶ国オープニング1位! 数々の記録を塗り替え、映画史に名を刻む新たなる大ヒットシリーズが誕生

引用:wikipedia・Amazon

ユーザー85%・評論家85%という高評価となった映画です。

はる蔵の個人的なダメだしレビュー

まず一番嫌だった点が、アングルを変えまくったシーンが多く、更にはそのショットが非常に短い。
どう映し出されているのかはっきり見たくても、しっかり目で追う前にはもう違うアングルに切り替わってしまう。
イメージだけ伝わればいいと思う場面なら演出上それでも全然OKなんですけど、被写体(俳優さん等)の表情をもっと鮮明に、はっきりみたい場合もそんな感じだったこともありました。

同じアングルだと視聴者が退屈してしまうというのは重々承知しているつもりですが、あまりにも見づらい。
そしてブレブレと言うかアングルがグラグラしすぎ…。三脚固定でいいじゃないという場面のところでもブンブンカメラを振り回しているように感じましたし。

これは海猿でもそう感じた部分があるのですが、あれは船という現場の特性上あれが臨場感の表現・演出だと思うのでそれは全然良いと思うのです。
一方ハンガー・ゲームはグラグラカメラを回していても緊張感もほとんど伝わってこなかったし…。
単純にカメラマンのセンス(能力)がないとしかいいようがない作品に感じましたね。きっと編集者する方も大変だったことでしょう。カメラに撮影については、はる蔵本人も人のことは言えないのですけど(笑)

また似たような映画と比較してみると、ソウ(原題:SAW)の方が恐ろしく、緊張感があります。
いまいち映画の意図というかメッセージすら理解不能な設定で…現行ではここまでひどい映画は観たことありません。

そして映画の終わり方も最悪。そしてハンガー・ゲーム2という第2作目の作品がありますがもう二度と観たくないと思ってしまったほどです。
正直何度消しかけたか分かりません。前回の記事「映像制作のクリエイターとして芸術に触れてスキルアップ」で言ったように勉強のために観ていたので、もちろんそんなことはしませんでしたが。

最後に超無理やり良かった点を述べると、暴動を起こした民族のシーンは人として・人間味が出ている場面で良かった点かなと思います。

あとがき

ここまでエラそうにボロクソに書き殴りましたが、高評価の方が高いということははる蔵の価値観がおかしいのかもしれません。と言うか…そうなんだと思います。
つまりはる蔵がここまで書いたことはほとんど参考にならないということです(笑)でもこれがはる蔵的な率直な感想なんで、お見苦しい内容の記事ではございますが、ご勘弁ください。

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2013年11月21日 | コメントは受け付けていません。|

カテゴリー:映画

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